治療の概略
免疫細胞療法の詳細について、専門的な内容も含めて解説します。
ご不明な点は、お電話あるいは来院時にお気軽にお問い合わせください。
治療の対象となる方
  • 悪性腫瘍(がん)の方
  • 手術等の治療後に再発を心配されている方も対象となります。
    ただし、以下の方は治療をお受けいただけません。
  • ※ 一部の白血病、T細胞型悪性リンパ腫の方
  • ※(感染症検査によって)HIV抗体、HTLV-1抗体陽性の方
  • ※(感染症検査によって)HTLV-1抗体陽性の方
  •  ただし、樹状細胞ワクチン療法の場合は対象となります
  • ※ 臓器、同種骨髄移植を受けられた方

治療の場所
  • 当センターへの、外来通院となります。
    あまりに重篤な病状の場合は、通院による負担が病状の悪化につながる恐れもありますので、予めご相談ください。
  • 外来通院治療ができるおおよその目安
    1. 1) 食事をある程度摂取することができる
    2. 2) 身の回りのことが自分でできる
    3. 3) 歩行が可能である
    4. 4) 無理なく来院できる

免疫細胞の採取
  • 1回の治療ごとに患者さまから採血いたします。
    採血後、単核球(リンパ球を含む)を分離します。なお血漿成分も培養に用います。
    樹状細胞ワクチン療法では血液成分分離装置を用いて1クール(原則6回)の治療分の単核球成分を一度に分離採取することもあります(採取した血液成分は数ヶ月以上凍結保存可能です)。

免疫細胞の投与
  • 活性化自己リンパ球療法 通常、腕の静脈へ約15〜30分の点滴で行います。
    なお、可能な場合には、より有効と考えられる病巣局所への直接注入やがん組織へ行く動脈、胸腔内や腹腔内への注入を行う場合があります。
     
    樹状細胞ワクチン療法 皮内もしくは皮下に注射します。

副作用について
  • 患者さまご自身の免疫細胞を用いるので、本質的に副作用の心配はありませんが、まれに軽度の発熱・アレルギー反応を生じることがあります。

他の治療法との併用について
  • がん治療は総力戦です。ご希望に応じて、他の有効な治療法も積極的に併用していく方針です。化学療法(抗がん剤)や放射線療法と併用する場合には、ベストな治療法となるよう主治医・治療担当医の先生方と相談し、それぞれの治療スケジュールに応じて本治療の時期を決定させていただきます。

ご理解をいただきたい点
  • 当センターは、金沢大学大学院医学系研究科と密接に連携した臨床研究施設の 1つでもあります。患者さまに対しては、免疫細胞治療による最大限の効果を享受していただくべく努力をしておりますが、同時に今後の医療の発展のために、臨床研究データを頂戴することもあることをご理解いただけけますようお願い申し上げます。

治療のスケジュール
基本的には1〜2週間に1回のリンパ球注入を行います。原則として6回の注入を1コースとし、期間は通常12週間(約3ヶ月)を要します。
初診のご予約 初診外来 1回目外来 2回目外来 6回目外来 1コース終了時に、画像診断・腫瘍マーカー等で治療効果の評価をします。
この結果によって、その後の治療方針を検討します。
治療の説明/診察/治療方針の決定
診察/点滴1回目
診察/点滴2回目
診察/点滴6回目 1コース終了
(培養)採 血

※実際の診療予定は、医師との話し合いで決定されます。



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